ゲーム名探偵

推理の仕組み

最終更新:2026年10月28日

名探偵は魔法を使っているわけではなく、8,093本のゲームについての「答えの表」と、 2つの計算を組み合わせて推理しています。ここでは、どうやって候補を絞り、どのタイミングで推理に踏み切るのかを、 数式を使わずに説明します。

答えの表

名探偵の頭の中には、ゲームごとに約400問の質問への答えが入った大きな表があります。 「任天堂のゲームか」「2Dか3Dか」「武器を使うか」「ストーリーがあるか」「電車に乗るか」といった質問に、 それぞれ「はい」「たぶんそう」「たぶん違う」「いいえ」のどれか、または「わからない(空欄)」が書いてあります。 この表がどう作られているかは、答えのデータの作り方で説明しています。

一致率:答えがどれだけ合っているか

ひとつめの計算は「一致率」です。あなたがこれまでに答えた質問のうち、そのゲームの表の答えと同じ側だった割合を、 すべてのゲームについて求めます。たとえば10問答えて、そのうち9問がマリオカートの表と同じなら、マリオカートの一致率は高くなります。

ここで大事なのは、表が空欄の質問と、あなたが「わからない」と答えた質問は数えないことです。 知らないことを無理に答えても、推理の邪魔になりません。 また、一致率は掛け算ではなく割合なので、1問の間違いで候補から消えることはありません。 発売年や会社を1〜2問勘違いしても、正解のゲームは上位に残ります。

確率:どのゲームらしいか

ふたつめの計算は「確率」です。これは、あなたの答えを1問ずつ受け取るたびに、各ゲームが正解である見込みを更新していく方法です (統計の言葉ではベイズ推定と呼ばれます)。最初は売れているゲームほど少しだけ高い見込みから始まり、 答えが表と合うたびに見込みが上がり、合わないと下がります。

この方法は、質問を選ぶのが上手で、少ない質問で候補を絞れます。 一方で、言い切りの答えを間違えると見込みが一気に下がるという弱点があります。 そこで名探偵は、一致率と確率を毎回同時に計算し、両方の良いところを使います。

次の質問の選び方

まだ飛び抜けた候補がいないうちは、上位の候補が「はい」と「いいえ」に半々に分かれる質問を選びます。 どちらに答えても候補が半分に減るので、一番効率よく絞れます。 発売年のように覚えていない人が多い質問は、ほかの質問で差がつかないときだけ、序盤を避けて出します。

質問には親子の関係があります。たとえば「武器を使いますか?」という親の質問に「いいえ」と答えたら、 「銃を使いますか?」「剣を使いますか?」といった子の質問は出しません。 先に親を聞くことで、答えに迷う質問を減らしています。

独走と、確かめる質問

1位のゲームが2位を大きく引き離すか、何問も続けて1位を守ると、名探偵はそのゲームを「独走」とみなします。 独走している候補がいるときは、候補を半々に分ける質問ではなく、その候補だけが違う答えになる質問を出して確かめます。 たとえば候補の多くが「いいえ」なのに1位だけ「はい」の質問に、あなたが「はい」と答えれば、1位が正解である見込みはぐっと上がります。

一致率と確率で別々のゲームが独走しているときは、その2本の答えが逆になる質問を先に出して、どちらが正しいかをはっきりさせます。

推理に踏み切るタイミング

  • 一致率の1位が2位を15%以上引き離したとき。
  • 1位になってから5問続けて、あなたの答えが1位の表と同じ側だったとき。
  • 確率が85%を超え、確かめる質問にも想定どおり答えてもらえたとき。

推理して外れたゲームは候補から外し、少なくとも3問は質問してから次の推理をします。 推理の直前には、その候補の表が空欄になっている質問を1問だけ聞くことがあります。 これは推理には使わず、正解だったときにそのゲームのデータとして学習するためのものです。

計算はあなたのブラウザの中で

これらの計算は、すべてあなたのブラウザの中で行われます。サーバーの仕事は、答えの表を配ることと、 遊んだ結果を記録して学習することだけです。だから質問を押したときの反応が速く、運営費も小さく抑えられています。

もっと細かい動きを見たい人は、トップの URL の末尾に ?debug を付けて遊ぶと、 候補の一致率と確率の一覧が画面に出ます(この状態で遊んだ結果は学習に使いません)。